労働判例 2023年7月1日号
判例研究
更新上限条項と雇止め法理の規範構造
―日本通運2事件の下級審判決を素材に―(後編)
検討判例:日本通運事件(東京高裁令 4.11.1判決労判1281号5頁)
日本通運(川崎・雇止め)事件(東京高裁令 4.9.14判決労判1281号14頁)
中央大学 教授 米津孝司
判例(コメント付)
~雇用通算期間8年の時間雇用職員の雇止めの適法性~
国立大学法人東北大学(雇止め)事件(仙台高裁令 5.1.25判決)
~就業規則のない会社における賃金減額・配転命令の成否等~
Ciel Bleuほか事件(東京地裁令 4.4.22判決)
~過去にトラブルのあった上司との業務による心理的負荷~
国・北九州東労基署長(TOTOインフォム)事件(福岡地裁令 4.3.18判決)
~継続雇用拒否の適法性と労働条件~
田中酸素(継続雇用)事件〈付 原審=76頁〉
(広島高裁令 2.12.25判決,山口地裁宇部支部令 2.4.3判決)
命令ダイジェスト
◎ヨコヅカ事件(栃木県労委令 5.1.12命令)
◎エイ・アンド・エム事件(福岡県労委令 4.3.11命令)
裁決紹介
~休業補償給付不支給処分が取り消された例~
大阪中央労基署長事件(B事件)(労働保険審査会令 4.12.22決定)
~休業補償給付不支給処分が取り消された例~
茨木労基署長事件(A事件)(労働保険審査会令 4.12.22決定)
連載
◎遊筆-労働問題に寄せて
メンタル疾患充満の元凶方 川崎合同法律事務所 弁護士 藤田温久
◎項目別登載判例索引
◎労働法令関連News
(1) 令和4年「高年齢者雇用状況等報告」の概要
(2) 2022年度雇用政策研究会「議論の整理」の公表について
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