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労務管理テレワークQ&A
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労務・メンタル対策の勘どころ
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労務管理立ち読み |
テレワークは、新型コロナウイルスのパンデミック以前から限られた産業で導入されてはいましたが、2020年以降は、感染予防対策として緊急避難的に導入した企業が急増しました。それから1年強が経過するなかで、テレワークにおける労働時間管理、健康管理、テレハラ、リモハラなど、労務管理上の多くの課題が明らかになってきました。本書は、労働法、産業医学、労働科学の専門家が、ポストコロナ時代を見据え、テレワークにかかわる労務管理上の留意点を人事担当者や管理職のためにわかりやすく整理した一冊となっています。 ■ 鈴木 安名・峰 隆之・西 賢一郎・北岡 大介 著 |
目次
- はじめに
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第1章 テレワーク論
- Ⅰ 再びやってきた「内職」の時代
- Ⅱ 最新技術がもたらした福音
- Ⅲ テレワーク導入で労働時間が増える?謎
- Ⅳ 職場における新入社員・若手層の教育はどうあるべきか
- Ⅴ 評価の問題について
- Ⅵ まとめに代えて
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第2章 ポストコロナ下における人事労務管理の変化と課題
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I コミュニケーションと人間関係の変容
- 1.USBメモリでの持ち帰り残業とはまったく違う
- 2.テレワークにおける労働特性の変化
- 3.オンライン会議の特性
- 4.オンライン会議偏重によるコミュニケーション変容
- 5.人間関係の変容
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Ⅱ コミュニケーション強化の3点セット
- 1.チャットの活用
- 2.オンライン会議の適正運用
- 3.出勤日の会話促進
- 4.職場全体を見渡すツールとしてのグループウェア
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Ⅲ 新人・若手社員への影響
- 1.生活リズムが乱れやすい~スマホ依存症
- 2.実体験に乏しい 頭でっかちの新人
- 3.早期退職の意向が出やすい
- 4.コミュニケーション能力の開発不足の例:電話対応が苦手
- 5.対策
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Ⅳ ポストコロナ時代のメンタルヘルス対策
- 1.コロナ関連のストレス
- 2.テレワークという要因
- 3.個体側要因と体質
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I コミュニケーションと人間関係の変容
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第3章 ケースでみるテレワーク下のメンタルヘルス対策
- ケース1.在宅時差ぼけに要注意!
- ケース2.コロナ恐怖症
- ケース3.課長との距離が遠い
- ケース4.自分の居場所がない!
- ケース5.腰が痛くて腹が出た
- ケース6.テレワークがずっと続いてほしい
- ケース6.イメージと違う!
- ケース6.確認電話が増えた
- 第4章 座談会「テレワーク下における企業のメンタルヘルス課題と実務対応」
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第5章 Q&A テレワーク下における労務管理のコツ
- Q1. テレワークのストレス1:オンライン会議が増えた
- Q2. テレワークのストレス2:チャットで忙殺される
- Q3. 情報セキュリティをどうするか
- Q4. 部下のメンタルヘルスをチェックするには
- Q5. 当日の欠勤連絡はどう表明させればよいか
- Q6. 出退勤の管理はどうあるべきか
- Q7. プライバシーを保つには
- Q8. テレハラ、リモハラ対策は
- Q9. 仕事から離れられない
- Q10.オンライン飲み会について
- Q11.新人オンライン研修の工夫について
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第6章 Q&A 在宅勤務にかかわる法対応
- Q1. 在宅勤務の対象者を会社が決められるか。業務命令で在宅勤務を解除できるか
- Q2. 出社命令に従わない労働者に対する懲戒処分は可能か
- Q3. 非正規社員のみに出社を命じると、均等・均衡待遇に違反するか
- Q4. 在宅勤務中の事故は労働災害となるのか
- Q5. テレワーク中の労働時間の把握と適合的な労働時間制度とは
- Q6. 在宅勤務下における労働時間の状況の把握義務とは
- Q7. 在宅勤務中の長時間労働による脳・心臓疾患、精神疾患への罹患は労災の対象となるか
- Q8. リモートハラスメントとは何か
- Q9. コロナ禍の在宅勤務下での産業保健活動とは
- Q10.在宅勤務者のメンタル不調をどう把握するか
- Q11.在宅勤務者の復職可否をどう判断するか。在宅勤務での復帰希望にどう対応するか
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テレワークは、新型コロナウイルスのパンデミック以前から限られた産業で導入されてはいましたが、2020年以降は、感染予防対策として緊急避難的に導入した企業が急増しました。それから1年強が経過するなかで、テレワークにおける労働時間管理、健康管理、テレハラ、リモハラなど、労務管理上の多くの課題が明らかになってきました。本書は、労働法、産業医学、労働科学の専門家が、ポストコロナ時代を見据え、テレワークにかかわる労務管理上の留意点を人事担当者や管理職のためにわかりやすく整理した一冊となっています。 ■ 鈴木 安名・峰 隆之・西 賢一郎・北岡 大介 著 |