人事考課制度の決め方・運用の仕方

人事

人事制度構築/運用・人事評価
人事考課制度の決め方・運用の仕方
立ち読み

社員の給与管理・人事管理を適正に行っていくためには、人事考課制度は必要不可欠です。会社は、社員一人ひとりについて、日頃の勤務態度、職務遂行能力のレベルおよび仕事の成績を公正に評価し、その評価の結果を昇給、賞与、昇進・昇格および育成などに反映させる必要がありますが、人事考課は「人が人を評価する」ため、難しい面があり、適正に行われないと、社員の勤労意欲の低下など、様々な問題が生じます。本書は、人事考課制度の決め方および運用の仕方を、実務に沿って解りやすく、かつ、具体的に解説しています。

■荻原 勝・著
■A5判/296頁
■税込価格 2,420円
■ISBN 978-4-86326-261-4 C2034
■発行日 2018年7月18日

目次

  • 第1章 人事考課制度の仕組み
    • 1 人事考課制度の目的
      • (1)昇給と人事考課
      • (2)賞与と人事考課
      • (3)昇進・昇格と人事考課
      • (4)配置・配置転換と人事考課
      • (5)能力開発・研修と人事考課
    • 2 人事考課の対象分野と項目
      • (1)人事考課の対象事項
      • (2)人事考課の対象とすべきでない事項
      • (3)人事考課の活用目的と考課事項との関係
    • 3 人事考課の基準
      • (1)相対評価方式
      • (2)絶対評価方式
    • 4 人事考課の方法と区分
      • (1)評語選択法
      • (2)得点法
      • (3)評語・得点併用法
    • 5 人事考課の対象期間
      • (1)昇給考課の対象期間
      • (2)賞与考課の対象期間
      • (3)昇進・昇格考課等の対象期間
    • 6 人事考課の対象者と考課者
      • (1)人事考課の対象者
      • (2)考課者
  • 第2章 人事考課の項目
    • 1 考課項目の選択基準
      • (1)「期待」を基準とする
      • (2)職務との関連性
      • (3)評価の容易性・可能性
      • (4)その他
    • 2 人事考課の項目
      • (1)勤務態度に関する項目(一般社員)
      • (2)勤務態度考課の考課ポイント(一般社員)
      • (3)勤務態度に関する項目(役職者)
      • (4)勤務態度考課の考課ポイント(役職者)
      • (5)職務遂行能力に関する項目(一般社員)
      • (6)職務遂行能力考課の考課ポイント(一般社員)
      • (7)職務遂行能力に関する項目(役職者)
      • (8)職務遂行能力考課の考課ポイント(役職者)
      • (9)勤務成績に関する項目(一般社員)
      • (10)勤務成績考課の考課ポイント(一般社員)
      • (11)勤務成績に関する項目(役職者)
      • (12)勤務成績考課の考課ポイント(役職者)
    • 3 考課項目の数
    • 4 考課分野のウエイト付け
      • (1)3分野の取り扱い
      • (2)昇給等の考課のウエイト
      • (3)賞与考課のウエイト
      • (4)項目別のウエイト
  • 第3章 人事考課表のつくり方
    • 1 被考課者の氏名・所属
    • 2 考課対象期間
    • 3 考課分野と考課項目
      • (1)考課分野と考課項目
      • (2)考課項目の着眼点
    • 4 考課の方法・区分
    • 5 考課分野・考課項目のウエイト付け
      • (1)考課分野のウエイト付け
      • (2)考課項目ごとの配点
      • (3)考課の理由の記入
    • 6 二次考課の方法
      • (1)二次考課の目的
      • (2)二次考課の方法
    • 7 人事考課表の設定区分
      • (1)設定区分の種類
      • (2)選択の基準
    • 8 人事考課表のモデル
  • 第4章 資格等級別・コース別の人事考課表
    • 1 資格等級別の人事考課表
      • (1)資格等級制度の趣旨
      • (2)資格等級別の人事考課
      • (3)資格等級別人事考課表のモデル
    • 2 コース別の人事考課表
      • (1)コース別制度の趣旨
      • (2)コース別の人事考課
      • (3)コース別人事考課表のモデル
  • 第5章 職種別の人事考課表
    • 1 職種別の人事考課表作成の趣旨
      • (1)職種と勤務形態・要求能力等
      • (2)職種別の人事考課表
    • 2 考課項目の選択
    • 3 職種別の人事考課表のモデル
  • 第6章 昇給・賞与と人事考課
    • 1 昇給と人事考課
      • (1)昇給の効果
      • (2)昇給と人事考課
      • (3)昇給総額が予算を超過した場合
    • 2 賞与と人事考課
      • (1)賞与の支給と人事考課
      • (2)支給額の算定式
      • (3)賞与総額が予算を超過した場合
    • 3 人事考課の分布制限
      • (1)分布制限の趣旨
      • (2)分布制限の問題点
  • 第7章 人事考課者の心得
    • 1 人事考課者の陥りやすい誤りと心得
      • (1)人事考課者の陥りやすい誤り
      • (2)考課者の心得
    • 2 人事考課マニュアルの作成
      • (1)考課の公正さの重要性
      • (2)人事考課マニュアルの記載事項
    • 3 人事考課マニュアルのモデル
  • 第8章 人事考課の納得性向上策
    • 1 人事考課の納得性を高める必要性
      • (1)人事考課への不満
      • (2)人事考課の納得性を高める方策
    • 2 目標管理制度の整備・運用
      • (1)目標管理制度の趣旨
      • (2)目標管理制度の内容
    • 3 自己評価制度の実施
      • (1)勤務態度・勤務成績の自負心
      • (2)自己評価制度の趣旨
      • (3)自己評価制度の内容
      • (4)自己評価表のモデル
    • 4 一次考課・二次考課の調整
      • (1)一次考課と二次考課の差異の発生
      • (2)差異の調整方法
      • (3)各方式の評価
      • (4)合理的な調整方式
    • 5 部門間の考課結果の調整
      • (1)部門による考課の差
      • (2)調整の方法
      • (3)調整の幅
      • (4)調整の手続き
      • (5)人事部長の責任で対応
    • 6 考課基準等の公開
    • 7 考課結果のフィードバック
      • (1)フィードバックの趣旨
      • (2)フィードバックの対象者
      • (3)フィードバックの方法
    • 8 考課の苦情処理制度
      • (1)苦情処理の体制と方法
      • (2)社員・役職者への周知
    • 9 考課者研修の実施
      • (1)考課能力の向上の重要性
      • (2)研修の実施頻度と内容
    • 10 部門・グループ業績の賞与への反映
      • (1)部門・グループの業績と賞与
      • (2)部門業績の指標
      • (3)部門業績係数の決め方
    • 11 考課項目等の定期的見直し
      • (1)見直しの必要性
      • (2)見直しの対象事項
      • (3)見直しの時期
  • 第9章 人事考課規程の作成
    • 1 人事考課規程作成の趣旨
    • 2 人事考課規程の内容
      • (1)人事考課の目的と活用
      • (2)人事考課の実施要領
    • 3 モデル規程
  • ○モデル人事考課表の目次
    • 一般社員の人事考課表
    • 役職者の人事考課表
    • 初級職(社員1~3級)の人事考課表
    • 中級職(社員4~6級)の人事考課表
    • 上級職(社員7~9級)の人事考課表
    • 一般職の人事考課表
    • 総合職の人事考課表
    • 営業職の人事考課表
    • 店頭販売職の人事考課表
    • 研究職の人事考課表
    • 専門職の人事考課表
    • 工場技能職の人事考課表
    • 建設作業職の人事考課表
    • 看護職の人事考課表
    • 介護職の人事考課表
    • 警備職の人事考課表
    • 接客サービス職の人事考課表

著者紹介

■荻原 勝(おぎはら まさる)・・・東京大学経済学部卒業。人材開発研究会代表。経営コンサルタント。主な著書に『選択型人事制度の設計と社内規程』『改訂版執行役員制度の設計と運用』『コロナ禍の社内規程と様式』『改訂9版 会社規程総覧』『経営管理規程とつくり方』(以上、経営書院)など多数。

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