管理職のための
人事制度活用術

人事

人事制度構築/運用・人事評価
管理職のための人事制度活用術

■塗茂 克也 著
■四六判/232頁
■税込価格 1,760円
■ISBN978-4-86326-080-1 C2034
■発行日 2010年10月

目次

  • はじめに
  • 第1章:人事制度を使う前にマネージャーが理解しておくべきこと
    • 人事制度とは現場の動きを変える「道具」である
    • チェンジを理解する具体例
    • 各組織が果たすべき成果とは何か?
    • その方向に人の動きを変える
    • 個人のパフォーマンス管理のポイント
    • 業績アップには「並みの社員」の活性化が欠かせない
    • マネジャー向け「業績連動人件費」講座
  • 第2章:MBOこそ「普通の社員を奮い立たせる最高の活動」
    • MBOとは、本来どういうものなのかを人事部と話し合おう
    • 会社、組織、個人と目標は分担できても、価値観は分担でき ない
    • 本当に「私のため?」になっていないと動き出さない
    • キャリアデザインとMBO
    • なぜ人事部が主導で行っているのか
    • 現場のマネジメント活動として機能させるには「職種特性」を考える
    • 営業向きの確率検討型
    • 事務・企画向きのプロセス分解型
    • 物流・作業部門の時間分割型
    • 進捗管理という表現を止めよう
    • どうやって成長の軌跡を追うか話し合おう!
    • 評価ではなく、指導・育成を行う
    • 「並みの社員」の関心が高まらない目標管理の失敗例
  • 第3章:評価とは教育である(MBO以外の評価制度の活用方法)
    • 評価項目の活用方法について、人事部と話し合う
    • 職能評価の場合
    • 職務評価
    • コンピテンシー評価の場合
    • 「並みの社員」の関心が高まらない評価運用の失敗例
  • 第4章:等級で「並みの社員」も戦う体制へ
    • 等級制度を使いこなすとはどういうことか
    • 部下の多様性を活かすために、人事部へ働きかける
    • 管理職を支える意識を忘れさせない
    • なりたい自分と、現在の自分のギャップを話し合う
    • 等級基準マップで学修意欲を喚起する
    • 絶対評価と相対評価を分けて指導する
    • 「並みの社員」の関心が高まらない等級制度の失敗例
  • 第5章:功有るものには禄を与え、能あるものに職を与える(報酬制度)
    • 禄の分類(何に対して支払うのか)を人事部と話し合う
    • 職を与える人間と禄を与える人間を間違えてはならない
    • 報酬はマネジャーができる範囲を間違えてはならない
    • 賞与への反映は、MBOを中心に絶対評価で行う
    • 月例給への反映は「人事を尽くして天命を待つ」
    • 「並みの社員」の関心が高まらない報酬制度の失敗例
  • 第6章:組織の中の「人材育成の実態」
    • 入社してくるのは普通の子
    • 世の中の人材育成本は“学習好き”が書いている
    • コンサルタントは、自分のモノサシで計っている
    • 研修・人事制度は大嫌いだった学校のメカニズム
    • だから「並みの人」はやる気を起こさない
    • 「並みの社員」の大半は学修することが嫌い
    • 学修しなければ「新しいこと」ができない
    • 新しいことをしないから、得意先・上司から飽きられる
    • 「並みの社員」が学修したくなる“しかけ”
  • 第7章:さらに「並みの社員」活用術を探る
    • ハイパフォーマー以外は順位(人事制度)を気にしていない
    • でも遅れるのはイヤなはず
    • 今後は2:6:2の後ろの6と2の区別が必要
    • 次も成功しないと「カッコ悪い」=師範代にさせてしまう
    • 人事制度は「マネジャーの味方」、人事部と話し合おう!
  • 終わりに

著者紹介

■塗茂克也(ぬしも・かつや)・・・ 千葉経済大学経済学部経営学科准教授 株式会社ティースタイルコンサルティング代表取締役 企業の経営企画部門にて経営計画の策定から現場改革までさまざまな業務を経験したのち、人事・組織戦略系コンサルタント 会社取締役を経て、現職。専修大学大学院経営学研究科博士課程修了 博士(経営学)、中小企業診断士。大手から中堅・中小企業まで150社以上の経営課題の解決に人事・組織の活性化を通じて貢献。 -著書-『管理職のための人事制度活用術』(経営書院)。

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