年収の壁を解決する賃金のしくみ

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年収の壁を解決する賃金のしくみ
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103万円、106万円、130万円など、被扶養配偶者でいるための年収の壁はいくつもありますが、そのしくみはとても複雑です。本書では、この「年収の壁」を、税と社会保険のそれぞれの面、さらに企業規模や地域別最低賃金の面から解読し、扶養内で働きたい人のためのシンプルに計算できる「逆算式賃金制度」を提案しています。しかしながら、今後は最低賃金もあがり、扶養内で働き続けられる範囲はさらに狭まっていきます。そこで、助成金を利用するなどして、これまで扶養内パートとして働いていた方が正社員としてしっかりと働けるようにするための方策についても、ていねいに解説しています。
今年10月から、従業員数51人~100人の会社も社会保険適用拡大となりました。パート・アルバイト社員を雇っている企業の経営者・人事担当の方はもちろん、今後の働き方について考えているパート・アルバイト社員の方々にも、ぜひ読んでいただきたい内容です。

■三村正夫・著
■四六判/169頁
■税込価格 1,980円
■ISBN 978-4-86326-382-6 C2034
■発行日 2024年11月8日

目次

  • プロローグ: インフレ時代、年収の壁をどう考えるか
  • 第1章 年収の壁とはどのようなことか?
  • 第2章 年収の壁の上限額から決める逆算式賃金制度とは
  • 第3章 税法と社会保険の壁を越えるケースと越えないケースとの違い
  • 第4章 年収の壁該当者への助成金の活用とは
  • 第5章 年収の壁該当者をいかに正社員転換へと育成するか
  • 著者紹介

    ■三村正夫(みむら まさお)・・・福井県福井市生まれ。芝浦工業大学卒業後、日本生命保険相互会社に入社。平成13年に独立し、株式会社三村式経営労務研究所・三村社会保険労務士事務所代表。社会保険・労働保険・生命保険・損害保険の総合的な面から見た有利な制度の活用や、就業規則の作成を企業や大学で指導。社会保険労務士・行政書士など22種の資格を取得。 著書に、「小さな会社のシンプルな一体型賃金制度」「改訂3版 サッと作れる小規模企業の就業規則」「サッと作れる小規模企業の人事制度」(いずれも経営書院)など多数。

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