人事
労務管理改訂3版 職場のいじめとパワハラ防止のヒント
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メンタルヘルス・安全衛生立ち読み |
現在職場のパワー・ハラスメントが増加してきています。それに対応するため2019年6月に改正法が成立しました。本書は法改正を踏まえ、カウンセラーとして活躍している著者が、経験をもとにパワー・ハラスメントのケースを想定し、問題の発生から解決までの対応について実務的に解説しています。また、規程例やマニュアル例なども紹介しています。 ■涌井 美和子・著 |
目次
- はじめに
- 第1章 職場のパワー・ハラスメントとはどのような行為か
- 1 働き方改革とハラスメント法整備
- 2 厚生労働省によるパワー・ハラスメントの定義
- 1 パワー・ハラスメントの定義
- 2 パワー・ハラスメントの判断基準
- 3 パワー・ハラスメント―判断基準のヒント―
- 1 行為の内容
- 2 継続性
- 3 パワーの差
- 4 心理
- 5 文脈
- 4 線引きの考え方―結論―
- 第2章 ハラスメント問題発生の背景と現状
- 1 ハラスメント問題を見る視点
- 1 昔はパワハラなどなかった?
- 2 ハラスメント問題発生の背景
- 2 ハラスメントの発生要因―3つの側面からー
- 1 社会的な側面から
- 2 企業体質や組織風土の視点から
- 3 心理学的な視点から
- 3 最近の傾向
- 1 統計データから
- 2 裁判例から
- 3 相談傾向から
- 1 ハラスメント問題を見る視点
- 第3章 パワハラ発生...さあ、どうする?
- 【ケース(1)】パワハラ退治奮闘記1・社員からパワハラ問題の相談を受けたとき
- 1 パワー・ハラスメントの影響
- 2 対応方法と予防策の概要
- 3 問題発生のサインに気づく
- 【ケース(2)】パワハラ退治奮闘記2・被害者対応で注意すべき点
- 1 被害者の状態
- 2 必要な配慮
- 3 環境調整とダメージの回復
- 4 最も避けたいこと
- 【ケース(3)】パワハラ退治奮闘記3・被害者から話を聴くときの留意点
- 1 プライバシーを守る
- 2 じっくり話を聴く
- 3 肯定的に受け止める
- 【ケース(4)】パワハラ退治奮闘記4・心の病気のサインと対応
- 1 早期発見・早期対応のために
- 2 対応上の留意点
- 【ケース(5)】パワハラ退治奮闘記5・ダメージから回復させるためには
- 1 ダメージから回復させるために
- 【ケース(6)】パワハラ退治奮闘記6・行為者の特徴と対応のポイント
- 1 行為者のタイプ
- 2 対応のポイント
- 【ケース(7)】パワハラ退治闘記7・判断が難しい場合
- 1 目に見えにくいハラスメント行為
- 2 判断のヒント
- 3 白黒つけることの意味
- 【ケース(8)】パワハラ退治奮闘記8・社内研修を実施する場合のポイント
- 1 研修で押さえる内容
- 2 研修受講を嫌がる社員への対応は
- 【ケース(9)】パワハラ退治奮闘記9・被害者の話かが疑わしい場合
- 1 疑わしい被害者とは
- 2 対応のポイント
- 3 対応で注意すべきこと
- 【ケース(1)】パワハラ退治奮闘記1・社員からパワハラ問題の相談を受けたとき
- 第4章 被害者の復職支援
- 1 被害者のメンタルヘルスが悪化したとき
- 2 復職支援のポイント
- 1 休職中の対応
- 2 復職の際に配慮すること
- 3 復職支援のポイント
- 第5章 パワー・ハラスメントを未然に防ぐために
- 1 ハラスメント発生のプロセス
- 2 ハラスメント発生予防策の具体例
- 1 発生要因2に着目した予防策例
- 2 発生要因3に着目した予防策例
- 3 発生要因4に着目した予防策例
- 4 促進要因に着目した予防策
- 第6章 業種・組織風土ごとのハラスメントの特徴と対策
- 1 業種ごとの特徴と対策
- 1 医療業界
- 2 介護・保育業界
- 3 公務員業界
- 4 金融業界
- 5 コンサルティング業界
- 6 建設・不動産業界
- 7 通信業界
- 8 物流・運送業界
- 9 IT業界
- 10 メディア業界
- 11 エネルギー業界
- 12 製造業界
- 13 小売業界
- 14 飲食業界
- 15 レジャー業界
- 16 教育機関や学校等
- 2 組織風土ごとの特徴と対策
- 1 儒教文化が濃厚なピラミット型の組織
- 2 構成員のジェネレーション・ギャップが大きい職場
- 3 職人気質の傾向が強い職場
- 4 実力主義の傾向が強い職場
- 5 性的役割分業の傾向が強い職場
- 6 同調圧力傾向が強い職場
- 7 いわゆる“体育会系”の職場
- 1 業種ごとの特徴と対策
- 第7章 国際学会発表論文抜粋バージョン
- 1 異質な者を排除する文化における被害者と加害者(2014年)
- 1 研究の目的
- 2 研究の方法
- 3 質問項目
- 4 結果
- 2 サイコパスとハラスメント(2016年)
- 3 日本の文化の特徴を踏まえた被害者対応の例(2017年)
- 1 日本の傾向
- 2 被害者対応の例
- 3 まとめ
- 1 異質な者を排除する文化における被害者と加害者(2014年)
- 第8章 資料編
- 1 パワー・ハラスメント行為者傾向 チェックテスト
- 2 メンタルヘルス不調のサイン
- 3 ハラスメント相談票
- 4 社内アンケート例
- 5 ハラスメント防止規程
- 本書の参考文献一覧
- おわりに
- コラム
- 1 さまざまなハラスメント
- 2 コロナ・ハラスメン
- 3 カルチュラル・インテリジェンス
- 4 周囲の人々の心理
- 5 もし被害者になったら
- 6 オンライン・ハラスメント
- 7 ハラスメント撲滅のために
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