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日本の製造業においては、1980年代、TQC(total quality control)により高品質かつ低価格な製品が生み出されたことが世界を驚かせた。本書では、このTQCにならい、TQM(total quality management)を医療界へ展開するうえでの考え方や実践してきたことを、詳細に解説している。
著者は外科医であり、病院長として組織を運営してきた実績があり、さらに医療の質向上活動(MQI:
Medical Quality Improvement)を継続的に行ってきた人物である。本書では、多職種連携が必須の医療の現場における組織運営はどのように行われるべきか、問題解決はどのように進めていくべきか、など多くの医療機関が抱える課題について理論と実践に基づいて解説されている。病院長や病院理事長はもちろんのこと、多くの経営者や組織運営に関わる方々に読んでいただきたい内容である。
■飯田修平・著
■A5判/220頁
■税込価格 2,860円
■ISBN 978-4-86326-395-6 C3047
■発行日 2025年5月11日
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目次
- 第1章 TQM(総合的質経営)と医療
- 第2章 品質管理とは何か
- 第3章 医療とは何か 医療の基本的事項
- 第4章 問題・問題解決
- 第5章 TQMの展開方法
- 第6章 医療におけるTQMの展開
- 第7章 医療における問題解決の考え方-練馬総合病院の考え方
- 第8章 練馬総合病院におけるTQM導入と展開
- 第9章 TQMの一環としてのMQI推進活動
- 第10章 TQMの一環としてのプロジェクト・委員会活動
- 第11章 MQI活動およびプロジェクト事例報告
- 第12章 MQI活動発表大会は総決算
著者紹介
■飯田 修平(いいだしゅうへい)・・・練馬総合病院名誉院長、医療の質向上研究所研究員、公益財団法人東京都医療保健協会情報・質管理部部長。
慶應義塾大学医学部卒。1991年~2020年練馬総合病院院長(2011年~2020年は練馬総合病院理事長を兼任)。練馬総合病院において、TQM を導入し、重要な活動として医療の質向上活動(MQI:Medical Quality Improvement)を継続し、医療界内外と連携している。厚生労働科学研究費研究を多数回実施し、その成果の一部を多数出版している。
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