医療
病院経営・管理病院の労務管理Q&A
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病院経営・管理立ち読み |
病院の労務管理は、「慣例」や「言い伝え」によって行われている場合が多く、法律に則っていない部分が少なくありませんでした。本書は、働き方改革がさけばれる中、実際に病院を指導してきた著者が、医療現場に合った労務管理をQ&A形式でケース別にまとめ、その規定例も紹介しています。 ■坂上 和芳・著 |
目次
- はじめに
- 第1章 「採用・労働契約」の実務
- 1 「健康診断書」を採用選考で提出させても問題はないか
- 2 メンタル不調の既往歴を採用面接で確認したい
- 3 新卒看護師の採用内定取り消しは可能か
- 4 「誓約書」は、法的効力は薄くても実務上は必要
- 5 試用期間は「延長」を見据えて長さを設定しよう
- 6 試用期間中の解雇と本採用拒否の実務対応
- 7 正規採用でも「試用期間に限り3カ月契約」はありか
- 8 無期転換ルールに対応した雇用契約書の実務
- 9 無期転換ルールに対応した就業規則の規定例
- 10 定年再雇用と無期転換ルールの規定化
- 第2章 労働時間管理と残業対策
- 1 いま求められているのは実労働時間の把握
- 2 タイムカードだけでは実労働時間は把握できない
- 3 時間外労働の定義を「明文化」して「周知」しよう
- 4 残業申請の「運用ルール」を徹底しよう
- 5 人事が気づかない医療現場の労務実態(1)
「院内研修の曖昧な取り扱い」による弊害 - 6 人事が気づかない医療現場の労務実態(2)
「看護職の始業前準備」はサービス残業の代表例 - 7 人事が気づかない医療現場の労務実態(3)
「プリセプター制度」は新人の離職理由にも - 8 人事が気づかない医療現場の労務実態(4)
「リハビリ部門の自己研鑽」が無用なストレスにも - 9 変形労働時間制のツボと就業規則の規定の仕方
- 10 36協定の実務(1)
医療機関は36協定を軽視していないか - 11 36協定の実務(2)
特別条項は「上限100時間未満」に規制強化 - 12 36協定の実務(3)
労働者代表の選任は協定の有効性を大きく左右する
- 第3章 「夜勤・宿日直」体制の見直し
- 1 「夜勤ができる看護師」の裾野を広げよう
- 2 夜勤専従者のWワークのリスク回避と副業規定
- 3 「夜勤免除」と人事制度をどうリンクさせるか
- ◎好事例 子育てを経験しながら看護職が長く働ける職場づくり
- 4 「宿日直」を適正に運用している病院は少ないか
- 5 勤務医が最も負担に感じる当直業務をどう改善するか
- ◎対策1 非常勤医師による当直業務を検討
- ◎対策2「 チーム体制」で連続勤務の負担軽減
- 第4章 「休日・有給休暇」の実務
- 1 休日出勤の事務処理を適切に行っていますか?
- 2 「休日の振替」と「代休」を区別して運用しよう
- 3 代休の取得促進が有給休暇の取得促進にもつながる
- 4 有給休暇の消化は「繰越分」からか「新規付与分」からか
- 5 有給休暇の「申請期限」は何日前まで認められるか
- 6 入職時期で異なる有給休暇の基準日を統一する
- 7 有給休暇の買い上げは場面限定で認められる
- 8 退職時の有給休暇の “全部消化” への対応策
- 9 時間単位年休は、残日数・時間の管理方法がカギ
- 10 人事が気づかない医療現場の労務実態5 看護部でよくある「計画年休」の不適切運用
- 第5章 メンタルヘルス対策と休職規程
- 1 メンタルヘルス不調の “サイン” に気づこう
- 2 職場で着実に取り組めるメンタルヘルス対策
- 3 休職制度の意義と休職規程で入れるべき内容
- 4 私傷病休職における職場復帰・退職までのプロセス
- 5 休職期間の「延長」と「通算」の規定は必須
- 6 「復職の判断」と就業規則の規定の仕方
- 7 職場復帰支援は「親切心」でなく労務管理として行うもの
- 8 休職期間満了で「退職」か「解雇」かを明確に
- 第6章 「退職・懲戒・解雇」の実務
- 1 退職の申し出期限と退職手続きの実務対応
- 2 突然出勤しなくなった職員への懲戒プロセス
- 3 能力不足の職員は、解雇ではなく合意退職を目指す
- 4 解雇予告と解雇予告手当の実務
- 【巻末資料】
- 医療機関で使える「モデル就業規則」
- 第1章 総則
- 第2章 採用
- 第3章 異動
- 第4章 勤務時間、休憩及び休日
- 第5章 休暇等
- 第6章 服務規律
- 第7章 懲戒
- 第8章 定年、退職及び解雇
- 第9章 休職
- 第10章 賃金
- 第11章 安全衛生
- 第12章 災害補償
- 第13章 教育
- 第14章 公益通報者保護
- 附則
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