このセミナー・録画のポイント
- 事例を踏まえて、高齢者雇用の課題を整理します。
- 将来を見越した高齢者雇用マネジメントのあり方を提言します。
開催日 |
2019年7月26日(金)〔13:00~16:00〕 |
会場 |
厚生会館
住所:東京都千代田区平河町1-5-9 TEL:03-3264-1241
〔地下鉄麹町駅より徒歩3分〕 |
参加対象 |
人事業務に携わっている方 |
参加費 |
会員:12,000円(税込)
一般:15,000円(税込) |
*参加費用にはテキスト代を含む。
*会員とは産労総合研究所発行の定期刊行誌8誌いずれかのご購読者。定期刊行誌は申込書を参照してくだい。 |
セミナー・録画の特徴
2013年4月施行の改正高年齢者雇用安定法によって、65歳までの継続雇用が義務化され、6年が経過しようとしています。あなたの職場では、高年齢者が重要な人材であり、組織全体のシステムの中にうまく組み込まれているでしょうか。そして、高年齢者は、高い意欲をもって働いているでしょうか。
「人生百年時代」と言われるようになり、政府は、今後、70歳までの就業機会の確保のために法整備をめざしたいとしています(「経済政策の方向性に関する中間整理」(2018年11月)未来投資会議)。労働力人口の減少が見込まれるなか、改めて高年齢者の人材活用のあり方を見直すときが来ています。
本セミナーでは、自社の高齢者雇用のスタンスを明確化することの重要性を示した上で、現在各社で導入され、明らかになってきた高齢者雇用制度の課題を整理します。そして、多くの企業が採用している継続雇用制度(対象者、賃金、処遇体系等)について、人事マネジメント、正社員の人事制度との整合性、同一労働同一賃金の考え方、モチベーションを踏まえた設計方法、運用上のポイントを解説します。特に賃金については、職務給の設計手順を詳しく解説します。
講師は、多くの組織・人材コンサルティングに携わってきた寺崎文勝氏です。今回も豊富な事例を紹介しつつ、わかりやすく講義いたします。
講義内容
7月26日(金)〔13:00~16:00〕
1.改正高齢者雇用安定法と各社の対応状況
2.高齢者雇用をどう考えるか
・マクロの観点からみた高齢者雇用
・高齢者雇用とダイバーシティ&インクルージョン
・経営における高齢者雇用の扱いの明確化
・人材ポートフォリオと雇用ポートフォリオ
3.高齢者雇用の選択肢と各制度の特徴(メリットとデメリット、運用上の課題)
(1)定年年齢の引上げ
(2)定年制の廃止
(3)継続雇用制度の導入
4.継続雇用制度の設計と運用のポイント
(1)人事マネジメントの全体像と高齢者活用施策
(2)継続雇用制のポイント
・再雇用形態
・職域・職種
・対象者の選定基準
・賃金の設定方法
・処遇体系
(3)同一労働同一賃金と「公平性」の担保
5.人事制度とのアラインメント
(1)賃金水準(カーブ)の見直し
・生涯賃金をどう捉えるか
・賃金カーブは必要か?
・職務給の導入
(2)複線型人事制度(キャリア開発)の見直し
(3)雇用保障のスタンスの明確化
*社会情勢に合わせてプログラム内容を変更する場合があります。
*講義の進行によっては、順番が前後することもあります。
講師のご紹介
寺崎 文勝 氏(てらさき・ふみかつ) (株)寺崎人財総合研究所 代表取締役 プリンシパル コンサルタント
早稲田大学第一文学部心理学専修(1987年)。事業会社の人事部門、金融系シンクタンク、会計系コンサルティングファーム等を経て2018年に株式会社寺崎人財総合研究所を設立。
組織・人事マネジメント領域のコンサルタントとして20年超の経験を有し、幅広い業種において人事制度構築・人事業務プロセス変革を中心としたコンサルティングを手がけ、関与企業はこれまでに300社を超える。
主な著書として『実践人事マネジメント改革(共著)』『職務基準の人事制度(共著)』『人事マネジメント基礎講座』(労務行政)、『キャリアの取説』(日本経済新聞出版社) 他多数。