自分の顔は見せたくないけど、参加者の顔は見えたほうがいい!?
人事労務分野の情報機関である産労総合研究所(代表・平盛之)は、このたび「オンライン会議は好きですか?」と題するインターネットリサーチを実施しました。
調査の結果、オンライン会議への参加頻度が高い人ほど、オンライン会議が「好き・どちらかというと好き」と答える人の割合が高くなる傾向がみられました。
また、「顔出し」については、モニターに自分の顔が映るのは「いやなこと・どちらかというといやなこと」との回答が66.0%と多数になった一方で、参加者の顔が映っていることは「いいこと・どちらかというといいこと」が 64.2%で多数になるという結果でした。
チャットツールやメールと、オンライン会議との使いやすさを比較すると、全体としては、オンライン会議のほうが使いやすいと思う人が多くなりましたが、これを年代別にみてみると、20代では「チャットツールやメールのほうが(どちらかというと)使いやすい」という人が6割を超える結果となりました。
ここでは、いくつかの調査結果を抜粋して掲載します。
詳しくは、『人事実務』2020年10月号をご覧ください。
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調査結果のポイント
1. オンライン会議は好きですか?
- 「オンライン会議は好きですか?」という問いへの回答をみると「好き」4.5%、「どちらかというと好き」21.0%、「どちらかというと嫌い」32.0%、「嫌い」42.5%と、どうもオンライン会議は嫌われ気味のようです。
この回答を、実際にオンライン会議に参加している頻度ごとにみてみると、週に2回以上参加しているヘビーユーザーについては、「好き・どちらかというと好き」が半数を超えます。
2. 顔出しをしていますか?
- オンライン会議のときに、ビデオをオンにするかオフにするかを尋ねたところ、「いつも顔出ししている」26.4%、「だいたい顔出ししている」24.5%、「あまり顔出ししない」32.1%、「顔出しはしない」17.0%となりました。
また、モニターに自分の顔が映るのは「いやなこと・どちらかというといやなこと」との回答が66.0%と多数になった一方で、参加者の顔が映っていることは「いいこと・どちらかというといいこと」が64.2%で多数になるという結果でした。
3. チャットツールやメールと、オンライン会議と、どちらが使いやすいですか?
- オンライン会議はメールやビジネスチャットなどの文字ツールと比べて、使いやすいと思うかどうかを尋ねたところ、「オンライン会議のほうが使いやすい」22.6%、「どちらかというとオンライン会議のほうが使いやすい」37.7%、「どちらかというとチャットツールやメールのほうが使いやすい」30.2%、「チャットツールやメールのほうが使いやすい」9.4%で、全体としては、オンライン会議のほうが使いやすいと思う人が多くなりました。
しかし、これを年代別にみてみると、20代では「チャットツールやメールのほうが(どちらかというと)使いやすい」という人が6割を超える結果となりました。
調査要領
【調査手法】 インターネットリサーチ(クロス・マーケティングセルフ型アンケートツール「QiQUMO」使用)
【調査期間】 2020年8月27~28日。20~60代の男女200人が回答。うち、オンライン会議に参加したことのある人は、53人。
調査結果の概要
1. オンライン会議は好きですか?(参加頻度別)
回答者全員に対して、「オンライン会議は好きですか?」と尋ねたところ、「好き」4.5%、「どちらかというと好き」21.0%、「どちらかというと嫌い」32.0%、「嫌い」42.5%と、どうもオンライン会議は嫌われ気味のよう です。
この回答を、実際にオンライン会議に参加している頻度ごとにみてみると、週に2回以上参加しているヘビーユーザーについては、「好き・どちらかというと好き」が半数を超えます。
図表1 オンライン会議は好きですか?(参加頻度別)
2. 顔出しをしていますか?
実際にオンライン会議に参加したことがある人に対して、オンライン会議のときに、ビデオをオンにするかオフにするかを尋ねたところ、「いつも顔出ししている」26.4%、「だいたい顔出ししている」24.5%、「あまり 顔出ししない」32.1%、「顔出しはしない」17.0%となりました。
また、モニターに自分の顔が映るのは「いや なこと・どちらかというといやなこと」との回答が66.0%と多数になった一方で、参加者の顔が映っていることは「いいこと・どちらかというといいこと」が64.2%という結果でした。
図表2 オンライン会議で、モニターに自分の顔が映ることを、どう感じていますか?(単位:%)
図表3 オンライン会議で、モニターに参加者の顔が映ることをどう感じていますか?(単位:%)
3. チャットツールやメールと比べてオンライン会議は使いやすいですか?
実際にオンライン会議に参加したことのある人に対して、オンライン会議はメールやビジネスチャットなどの文字によるツールと比べて、使いやすいと思うかどうかを尋ねたところ、「オンライン会議のほうが使いやすい」22.6%、「どちらかというとオンライン会議のほうが使いやすい」37.7%、「どちらかというとチャットツールやメールのほうが使いやすい」30.2%、「チャットツールやメールのほうが使いやすい」9.4%で、全体としては、オンライン会議のほうが使いやすいと思う人が多いようです。
しかし、これを年代別にみてみると、20 代では「チャットツールやメールのほうが(どちらかというと)使いやすい」という人が6割を超える結果となりました。
集計数が少ないので注意が必要ですが、同時に尋ねた自由回答をみると、チャットのほうが気楽だという20代と、文章を打つことが面倒な40代50代、という様子がうかがえる内容となりました。
図表4 チャットツールやメールと比べてオンライン会議は使いやすいですか?(年代別)
4. オンライン会議の課題は?
オンラインのよいところと悪いところを自由回答で記入してもらったところ、移動せずに済むこと、無駄な時間を省けること、などにメリットを感じているようです。
一方で課題となっているのは、発言の重なり、表情が見えにくい、あるいは通信環境が悪いといった点です。
これらの課題については、オンラインならではのファシ リテーションスキルやツールの操作への慣れ、通信環境を整えることなどが必要になると思われます。
より快適な仕事環境を整備するためには、今後はオンライン環境をハード面・ソフト面の両面から整えることが必要になりそうです。
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