【特別寄稿】はじめてのWeb面接
第36回:(最終回)学生にしっかり向き合う 
就職・採用アナリスト 斎藤 幸江

賃金事情

賃金事情

36回にわたって、オンラインの採用選考について取り上げてきた
(クイズの解説が、やたら長くなってしまい、すみません)。
最終回の今回は、面接でのポイントを取り上げる。
 

オンライン面接になって、学生の雰囲気が伝わらない、表情がわかりにくいなどの声が、採用側から挙がっている。
一方で学生からも「興味を持っているのか、わかりにくい」、「無表情で、めっちゃ話しにくい。ホント、気持ちが萎える」と言われているのを、ご存知だろうか。
 

コロナの感染拡大でさまざまな状況が急変し、誰もが対応に追われた。
そのなかで「私は、一生懸命やっている!」という強い気持ちが心の余裕を奪っているケースをいくつもみてきた。
オンライン選考は、特に導入時はいろいろと準備やルール設定が大変だ。通信環境を整え、応募書類のセキュリティを考え、スケジューリングをし……と新たなタスクの波に揉まれながら、「笑顔で学生に向き合う」という姿勢が忘れられていないだろうか。
 

「いやいや、そもそも人事のひとって、ポーカーフェイスだかなんだか、表情、出さないですよね?」(4年生)
学生の表情が硬いのは、あなたの投影かもしれませんよ? 
 

それでも表情が伝わらないと思ったら、相槌をこまめにする、短いコメントを返すなどで、採用者というひとを伝えることはできる。大変な状況の中を頑張ってきてお互いに出会う時間だからこそ、「あなたを知りたい」と、態度や姿勢でも示しては、いかがだろう。
 

 今までご愛読、ありがとうございました。 

 
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(公開日:2021年2月2日)
 
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