今回は、効果的な組み合わせを考えていこう。
前回紹介したように、設問ごとに特徴がある。
答えやすくすぐ結果がわかるものから始めて、より深い興味を育んでいくとよい。
Kahoot!を含めた全体構成としては、所要時間別に以下が考えられる。会社説明会の場合を例にとり、解説しよう。
●20〜30分間 全てをKahoot!上で進行。短い時間に、通常のプレゼンテーションとKahoot!の二本立てにすると、慌しくなり混乱しやすい。そこで、すべてをKahoot!上に落とし込む。
たとえば、合同説明会でブースに誘導するためのプレゼンテーションタイムなどに使える。
開始直後に「参加型で説明しますので、スマホなどネットにアクセスできるデバイスをご用意ください」と伝えておこう。
パワーポイントで5分間で、会社名、発表者、簡単なKahoot!を紹介(学生によっては、授業で利用経験がある場合も)を。
その後、Kahoot!にアクセスし、クイズやアンケートを交えながら、企業説明を織り交ぜていく。
「面白そう!」、「意外だ」など、興味を喚起することを目的とし、さらに知りたい場合は、個別説明会へ、とつなげていく。そのため、説明しすぎない方がいい。
たとえば、B to Bなどで、学生の認知が低い企業の場合、クイズで自社製品がどのように使われているかに興味を持ってもらう。(「 」)内はKahoot!の形式名だ。
最後に、関心を持った点などについて、簡単にアンケートをとって終了する。
短い時間にインタラクティブなプレゼンテーションをする企業はほとんどないので、印象に残る。
●1時間前後のプレゼンテーションでは、いくつかの活用方法がある。
・最初に説明型のプレゼンテーションを実施し、その後にKahoot!を実施と、二つに分ける。
・最初に短時間のプレゼンテーション同様、興味を喚起する形式で15分程度Kahoot!を実施、真ん中に説明プレゼンテーションをはさみ、最後に再度、Kahoot!を実施(この場合、参加者の通信負担を考え、2度ログインさせる方がよい)。
前半では企業への興味喚起、後半は、学生の就職意識等のシェアなど、目的を帰ると飽きない。
設問の種類や解説の長さにもよるが、15〜20分間で3〜6問が目安になる。
複数選択では、1つを除き、すべてが正解など、予想外の結果を最初におくと、盛り上がる。
工夫の幅は広いので、いろいろ試して楽しい演出で盛り上げよう。
(2022年9月改訂)
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