前々回、前回と説明会などでインタラクティブな仕組みを取り入れる方法と効用について、説明した。
今回はそれを踏まえて、学生の興味を高める組み合わせを解説したい。
―まず、40分間程度で説明を完了する場合を考えてみよう
○スタート(5分間)
今日のねらい、概要、話し手の紹介、簡単な企業紹介、事前アンケートの回答や質問へお礼。
参加者と発表者が繋がっていることを意識させ、意欲を高める。
○プレゼンテーション(20分間)
項目ごとにさりげなく学生からのアンケートや質問を引用して説明。
例:「今回のアンケートでも、○○部門は〜ができると人気が高いようですが、実際の業務で一番ポイントなるのは〜」
○ライブアンケート・クイズの説明 (5分間)
Kahoot!、slidoなどライブアンケートやクイズの回答方法を説明する。
参加者になるワクワク感を醸成。「方法がわからない」=興味の減退 となるので、丁寧に解説。
《オンライン説明会を盛り上げるツールは「第18回:イベントをインタラクティブに」を参照》
○ライブアンケート・クイズの実施 (7〜8分間)
正誤問題などのクイズで理解度を確認しても盛り上がる。
最後に現在の就職活動状況など学生がシェアできる内容を入れると、好印象につながる。
○まとめ (2分間)
クイズやアンケート結果に簡単にコメント。
今後の情報発信等の予定を告知して終了。
聴き手から参加者になった学生を「聴き手」に戻す前に終えることがポイント。
「楽しかった」「よかった」という余韻の中でクローズすると、「もっと知りたい」という意欲を喚起できる。
物足りなさが今後の興味への原動力だ。「盛り上がった! 次は何だろう?」と期待される説明会を準備しよう。
(公開日:2020年9月08日)
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