オンラインの説明会やワークでは、臨場感がない、雰囲気がつかめないなどのデメリットもあるが、実は余計な雰囲気を伝えないというメリットも大きい。
リアルであれば、採用担当者の視線の向きや他の学生の雰囲気が、「私は注目されていない」という認識につながり、志望度に影響することもある。そうなりにくいのがオンラインだ。ここで重要なのが、できるだけ等しく参加者に意識を向けることだ。
ライブの説明会では、ライブでコメントや質問の書き込みを歓迎しているところも多い。しかし、ここで特定のコメントや質問を取り上げると、逆効果になることもある。オンラインでは「自分と採用担当者」に意識が向いているので、「私じゃなかったんだ」という認識が、強く働いてしまうのだ。
また、「“御社第一です推し”が強い学生がウザかった」「一緒に頑張ろうって、あなた何者?」など、説明の内容よりも学生のコメントで志望意思が減退したという声も聞かれる。
ライブでインタラクティブな雰囲気を出したいのなら、ライブでのフリーな書き込みは極力控え、アンケートを活用した方が良い。
「当社にぴったりの形容詞は?」「現在のインターンシップの参加状況は?」など、回答で優劣がつきにくい質問や他の学生の状況がわかるものか、「オンライン説明会のメリットは?」といったすぐに役立つ内容を聞いてシェアする。
ライブで聞くと盛り上がるが、事前に回答を求めて当日に発表しても、学生の興味は高まる。ひとりで集中できて、かつ周りの様子もわかる説明会は、学生の好感度をあげる。
ネタを工夫し、ぜひ挑戦して欲しい。
(公開日:2020年8月25日)
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