オンラインの説明会や面接では、ニュアンスや気持ちが伝わりにくい。その欠点を補っているのが、実はメールだ。
今年は、例年以上に「担当者からの熱いメールに心が動かされ、第一志望に急浮上した」という話を耳にしている。
「当社のことがよく伝わっていないかもしれませんので」と、担当者自身のエピソードや職場に対する思いを切々と記したメール。普段なら、「忙しいのにウザい」「なんか、思い入れが強すぎて引く」と学生が感じるかもしれない。
しかし、自粛生活といういつもと違う環境のなか、異なる受け止め方をしているようだ。まとめると以下になる。
- 孤独感を抱きがちななか、「自分のことを考えて発信してくれる人がいる」という思いが、親近感など好感度をあげる。
- ひとりの時間が多く、じっくり読むことができるため、メッセージが伝わりやすい。
(「○○から、なんか熱いやつ、来なかった? あれ、読まないよねー」といった負の同調圧力(?)にも影響されにくい。) - 雰囲気など、伝わりにくいことへの欲求不満が逆に想像力を喚起し、伝えている文言以上に強くメッセージを受け取りやすい。
学生の話を聞いていると、以上の効果が期待できるようだ。のっぺりした画面では、この気持ちやニュアンスは伝わらないなぁと感じたら、思い切ってメールでフォローしては、いかがだろうか。
(公開日:2020年7月14日)
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