Web面接の環境は、非常に個人差が大きい。面接する側、応募側双方で、こうした「環境バイアス」を下げることが適正な評価につながる。そのための基本を確認しよう。
●面接用以外のアプリはすべて閉じる。
余分なアプリを開いていると、それだけPCに負荷がかかり、特に受信環境が悪化する。知らない学生も多いので、スタート前に注意を促そう。
●パワーポイントは、ファイルサイズを最小限にする。
筆者自身も最近まで知らなかったのだが、パワーポイントのファイルサイズは、縮小できる。通常の保存に比べてWeb版は、サイズが4分の1以下で、見た目もほとんど変わらない。面接時に学生にプレゼンテーションを求める場合、事前に、「サイズを小さくしましょう」と求めておけば、フリーズや表示遅れなどのトラブルを避けられる。
そのほか、マイクを使う、電波干渉を避け、wifiでなくLANケーブルで繋ぐなどの工夫も、可能ならば取り入れたい。
●大画面のデバイスを避ける。
さらに、大画面のデバイスを避けることを勧める。なぜなら、画面とカメラが同時に視野に入らなくなるからだ。面接中は、どうしても相手の姿=ディスプレイ画面に視点がいきがちだ。そうなると自分の視線がカメラから外れてしまう。どうしても、大画面を使用する場合は、距離を取るなど工夫し、応募者を見ながらアイコンタクトを外さない面接をしよう。
(公開日:2020年5月19日)
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