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2022年3月卒業予定者の採用・就職に関するアンケート

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2022年3月卒業予定者の採用・就職に関するアンケート

就職先の最終的な決め手は、自分の能力、個性が活かせそうだから、成長ができそうだから、仕事が楽しそうだから。

2022.04.03 発表

 人事労務分野の情報機関である産労総合研究所(代表・平盛之)は、このたび大学新卒予定者、大学キャリアセンター、採用・就職支援者、企業担当者を対象にした「2022年3月卒業予定者の採用・就職に関するアンケート」を実施しましたので、結果の概要を発表します。調査の詳細結果は、当所発行の『人事実務』5月号(5月1日発行)に掲載予定です。

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主なポイント

(1)採用・就職活動で使用したツール・役立ったツール

  • 2022年3月卒業予定者が、就職活動中に使用し役立ったツールは、就職ナビサイト(64%)、志望先サイト(27%)、就活口コミサイト(24%)等。一方、企業側が採用活動中に使用し役立ったツールは、就職ナビサイト(72%)、自社サイト(46%)、大学キャリアセンター(36%)。(図表1)。

(2)学生のキャリアに関する活動データの活用状況

  • 学生のキャリアに関する活動データ(授業、講座、インターンシップの参加、相談履歴等)を蓄積(記録)している大学は74%とおよそ4分の3。蓄積している大学のほとんどが、進路・キャリア支援の時に、このデータを活用している。(図表3)

(3)2022年度新卒者の傾向(特徴)

  • 入社予定先で何年くらい働くつもりかを尋ねたところ、できるだけ長く(47%)が最も多く、次いで、考えていない(18%)となっている(図表4)。
  • 就職先の最終的な決め手のトップ3は、自分の能力、個性が活かせそうだから(18%)、成長ができそうだから(16%)、仕事が楽しそうだから(14%)。(図表5)。
  • 2022年3月卒業予定者の就職活動や進路選択に関わるなかで、大学キャリアセンター、企業担当者、採用・就職支援者が、例年と比較して感じた特徴としては、就職活動への取組みが二極化したこと、配属や社風、職場の雰囲気に関心のある学生が増えたこと等が挙げられる(図表7)。

調査要領

調査名 2022年3月卒業予定者の採用・就職に関するアンケート
調査機関 産労総合研究所
調査対象 「ブンナビ×読売新聞2022」対象会員約100,000人、大学キャリアセンター約300校、就職・採用支援者約10人、企業担当者約300人。
調査時期 2022年2月12日~3月22日
調査方法 郵送及びWEBによるアンケート調査方式(WEBによる回答についてはREASを使用)
回答状況 締切日までに回答のあった新卒予定者137人、大学キャリアセンター108校、就職・採用支援者3人、企業50社について集計

調査結果の概要

(1)採用・就職活動のサポート状況

[1] 採用・就職活動で使用したツール・役立ったツール(学生調査・企業調査)

 2022年3月卒業予定者が就職活動中に活用したツールのうち、役立ったものは、割合の多い順に(複数回答)、就職ナビサイト(64%)、志望先サイト(27%)、就活口コミサイト(24%)、大学キャリアセンター(23%)となっている。
 一方、企業側が採用活動中に使用し役立ったツールは、割合の多い順に(複数回答)、就職ナビサイト(72%)、自社サイト(46%)、大学キャリアセンター(36%)となっている(図表1)。

 
図表1 採用・就職活動で役立ったツール(役立ったツールとして学生割合の高い順に表示。複数回答)

グラフ

(注)上記以外の選択肢として、「SNS」「OBOGアプリ」「マッチングイベント」「その他」をあげて調査。

 

[2] 採用・就職活動中にアドバイスを得た相手(学生調査)

 2022年3月卒業予定者が就職活動中にアドバイスや情報を得た相手は(複数回答)、親(51%)、大学キャリアセンター(50%)が多くなっている。頼りになった相手としても、親(26%)、大学キャリアセンター(23%)が上位にきている。なお、就活エージェントについては、約3割がアドバイスを得て、1割弱が頼りになったとしている(図表2)。

 
図表2 採用・就職活動でアドバイスを得た相手(頼りになった相手上位6位を表示。複数回答)

グラフ

(注)上記以外の選択肢として、「兄弟」「親戚」「知人」「民間のアドバイザー」「ハローワーク」「就職塾」「サイトやSNSでつながった人」「その他」「特にいない」をあげて調査。

 

[3] 学生のキャリアに関する活動データの活用状況(大学調査)

 大学における、学生のキャリアに関する活動データ(授業、講座、インターンシップの参加、相談履歴等)の蓄積(記録)状況をみると、蓄積している大学は74%とおよそ4分の3、蓄積していない大学は26%となっている。データを蓄積している大学のうち、進路・キャリア支援の時にこのデータを活用しているのは99%となっている(図表3)。

 
図表3 学生のキャリアに関する活動データの活用状況

グラフ

 

(2)2022年度新卒者の傾向(特徴)

[1] 入社後の勤続予定(学生調査)

 2022年3月卒業予定者で就職を予定している人に、入社予定先で、何年くらい勤続して働く予定かを聞いたところ、最も多いのは、できるだけ長く(47%)、次いで、考えていない(18%)、4~5年(14%)となっている(図表4)。

 
図表4 入社後の勤続予定

グラフ

 

[2] 就職先の最終的な決め手(学生調査)

 2022年3月卒業予定者が最終的に就職先を選んだ決め手は、自分の能力、個性が活かせそうだから(18%)が最も多く、次いで成長ができそうだから(16%)、仕事が楽しそうだから(14%)となっている(図表5)。

 
図表5 最終的な就職先の決め手(1つ選択)

グラフ

 
図表6 最終的な就職先の決め手(複数回答)

グラフ

(注)上記以外の選択肢として、「給料が高いから」「職場が楽しそう(おもしろそう)だから」「自分のことをより理解してくれたから」「経営状態がよいから」「残業が少ないから」「テレワーク等、柔軟に働けるから」「知名度が高いから」「両立支援(育児支援策)が充実しているから」「知り合い(家族を含む)から薦められたから」「知り合いが勤務しているから」「その他」をあげて調査。

 

[3] 進路相談や進路選択に関わるなかで感じた特徴(傾向)

 
図表7 就職活動や進路選択に関わるなかで感じた特徴(傾向)

グラフ

(注)1.大学キャリアセンター、企業の採用担当者、就職・採用支援者の回答の合計。
(注)2.※については、就職活動への取組みの二極化について聞いたもの。グラフの項目は、左から「顕著である」「ややみられる」「どちらともいえない」「ほとんどみられない」「みられない」。

 

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※詳細データは「人事実務」2022年5月号(5月1日発行)に掲載を予定しています。


 

本リリースに関する取材などのお問い合わせ

株式会社産労総合研究所 「新社会人の採用・育成研究会」事務局  担当:白ヶ澤、片上、酒井、片岡、重山
TEL 03(5860)9779   MAIL freshers@sanro.co.jp

株式会社産労総合研究所 TEL 03-5860-9771 平日 9:00〜17:00

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