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履歴書の見極めポイント

履歴書の見極めポイント

良い人材を見極めるうえで応募者の提出書類は重要ですが、記載されている内容についてチェックできるスキルがなければ、応募者の本質を見抜くことはできません。提出された書類を基に面接をおこないますので、書類のチェックが良い人材を採用するために大切です。

履歴書のポイントは、記載されている志望動機から自社への入社意欲や職務能力を見極めることができます。住所が遠隔地であれば、通勤の問題についても検討しなければいけません。希望条件欄に記載されている内容が、自社の条件と異なれば、優秀な人材でも採用は難しいかもしれません。

資格欄に応募職種と関連しない資格が多く記載されていれば、本来希望する職種ではないのかもしれませんし、資格マニアで仕事より職種に関連しない自己啓発に集中することが予測できます。手書きで書かれた履歴書から、応募企業への意欲や人と成りをチェックします。字が上手い下手ではなく、丁寧に記載されている履歴書であれば、仕事も丁寧な仕事を行うことが予測できます。市販の履歴書とフォームが違うオリジナルの履歴書を作成し提出する応募者に対して、書きたいことだけを記載している可能性がありますので、面接で記載されていない事項について質問してください。

履歴書のここをチェック!

※○は問題がある分野

チェック項目 職務能力 志望意欲 労働意欲 定着性
写真がスナップ写真で眼力がない    
住所欄に都道府県名が記載されていない    
家族と同居でありながら固定電話が記載されていない
学校名や企業名が正式名称で記載されていない  
入学・卒業年度が間違っている
6ヶ月以上の不明なブランク期間がある
多分野の資格を取得している
士業の資格を目指している(目指していた)
通勤できない遠隔地から志望している
待遇面に固執する
パソコンでオリジナルの履歴書を作成している
自社に向けての志望動機ではない
自己PRの内容が漠然としている
多彩な趣味が記載されている
退職理由がすべて一身上の都合と記載されている
このコラムは、書籍『良い人材を見抜く採用面接ポイント』から一部内容を抜粋して、公開しています。

書籍紹介

良い人材を見抜く採用面接ポイント自社で活躍する良い人材を採用することは、企業経営の根幹を担う業務です。採用がうまくいかなければ、短期的には経費と時間のロスが発生し、長期的に見ると企業経営を継続発展していくことができません。本書は、良い人材を見抜くために、採用担当者が理解しておかなければならないことや面接手法など、あらゆる角度から応募者を見極める方法を解説しています。
■谷所健一郎・著
■四六判/202頁
■本体価格 1,600円(税別)
■ISBN978-4-86326-168-6 C2034
■発行日 2014年2月

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