はじめまして。
産労総合研究所です。
産労総合研究所は、『賃金事情』『企業と人材』『労働判例』『人事実務』『労務事情』『医療アドミニストレーター』『医事業務』『看護のチカラ』『介護人材Q&A』など、人事・労務・医療・介護に関する実務情報誌を発行している出版社です。
本日からスタートした「産労clover通信」は、人事・労務や医療・介護の「調査データ」、「最新情報」、「お役立ち情報」をメールにてお届けいたします。
本号では、新入社員に関する情報をお届けします。
目次
- 2014年度 大卒・大学院卒新入社員教育の実態調査
- 新入社員は「場」と「面」で育てる
- 新入社員関連書籍
- 定期刊行誌 最新特集
- これからのセミナー開催情報
- 新刊情報
新入社員の傾向と現場とのギャップ
「今年の新入社員は…」。毎年多くの人事・教育担当者から聞かれる言葉です。その後に続くのは「指示待ちで自分から動こうとしない」、「ほどほど志向」、「ワーク・ライフ・バランス重視」、「他責的」といったところでしょうか。仲間内や自分の殻に閉じこもりがちで、自ら率先して動こうとしないといわれる、最近の若者の特徴です。
人とのかかわりと現場で磨かれる力
新人は「面」と「線」でとらえて育てよと提言するのは、株式会社ラーンウェルの関根雅泰さん。複数の職場メンバーで見守り、時期をみて経験を積ませていくことで、構造的なOJTが可能になるといいます。
実際の現場・地域など、「場」を体験させ、そこから考えさせることで新人の力を引き出す。と同時に、直属の上司だけでなく、教育担当者や他部署の社員、各国の社員、地域の人たちなど、さまざまな人が「面」でかかわりながら、新人を鍛えていくのです。
事例にみる「場」と「面」の新人育成
横浜ゴムは、工場や拠点などの現場を知ることに重点を置き、半年間かけて国内販売・生産実習、海外拠点での研修を行っています。
サントリーホールディングスでは、OJTとOff−JTを連携させ、内定時から1年半かけて価値観や創業者の思いなどを体験的に理解させていきます。
積水ハウスでも、総合職全員の被災地の復興支援活動への派遣や、座学とOJTによる2年間のプログラムで、企業理念の根本哲学に基づく考え方や、相手の立場に立って考える大切さを学んでいます。
ケイアイスター不動産では、「クラフトマン制度」を導入し、早い段階から現場に出て実地で学ぶことで、モノづくり人材の育成に取り組んでいるとのことです。
各企業の事例について当社HPにて公開しています。
産労総合研究所では、新入社員の採用や受け入れ準備に関する情報を集めた「新入社員情報局」にて新入社員の関連情報をご提供しております。あわせてご覧いただければ幸いです。